社会福祉法人甲山福祉センター特別養護老人ホーム 甲寿園

2012-6/2|土|10:56

平成23年度事業報告 ~理念を介護に隅々に~

甲寿園の新玄関では、今年も燕の子育てがはじまり、何と今年は、6羽が巣立ちました。訪ねてくる家族様、ボランティア、小さな子供達も見上げて、巣立ちを楽しみにしていましたが、巣立ちは、誰もいない早朝だったようです。甲寿園の玄関にバラを植樹し、今、満開となっています。甲陽園には、アンネのバラの教会もありますが、とても美しく咲いています。
 さて、2012年(平成24年)度が始まり、もう6月となりました。5月22日、評議員会・理事会があり、昨年度の事業報告、決算を行いました。今、平成23年度年報「甲寿園だより」の作成中です。皆様のお手元に届くまでに少し時間がかかります。良い介護実践を行っても文章にまとめ、市民の皆様に届かなければ、評価を頂けません。特養ホームから介護実践を発表することが、今、大事な事だと思います。

今年は6羽巣立ちました!

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2012-5/9|水|10:54

北館2階に8室、個室を増やし、定員168名になりました。

北館2階の旧厨房跡に個室を8室、増床工事をさせて頂きました。2室については、天井走行リフトを設置し、車いすへの移乗だけではなく、居室内のトイレまで天井レールを延長しました。寝たままになってもトイレを使用できるようになっています。個室は広く、ゆったりとしています。4月18日から、待ちに待った入居が始まりました。また、北館2階の生活環境を改善させて頂きました。平成4年に竣工し、20年が過ぎ、当時のトイレ、床、デイルーム、食堂、援助員室などを改修させて頂きました。皆様、ぜひ一度、ご来園して頂いて綺麗になった北館2階をご覧ください。
北館空調・給湯リニューアル工事、新厨房、新玄関、事務室改修工事、そして、今回の増床改修工事と続いてきました。北館は1階、2階を改修することができました。次は、北館3階のリニューアル工事を行う事で、甲寿園全体のリニューアルが完了いたします。いい環境の中で、法人理念「人が人として人とともに豊かに生きる」ことを職員全員でより良いサービスを提供したいと思います。

増床した個室と廊下
増床した個室
新緑の甲山と甲寿園

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2012-4/1|日|10:53

甲山にも春がもうすぐそこまで ~新年度に~

平成24年度、新しい年度が始まりました。新しい事業方針・事業計画のスタート。そして、若々しい新任職員を迎えて甲寿園は、市民、利用者、家族と共に進んでいきたいと私は思っています。
新年度事業方針は、北館2階に8室、個室を増やしましたので、4月より160名から168名に定員が増床致します。
新年度4月より介護報酬が実質マイナスでの改定がされました。従来型特養には厳しい国の姿勢ですが、経営努力を行い、利用者に安心して暮らして頂けるようにしたいと思います。

甲寿園ではこの3年間、天然ガス化、空調機器入替、厨房改修、北館2階増床と工事を行って参りました。落ち着いた暮らしを提供したいという思いに反し、利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
おかげさまで、甲寿園はずいぶん環境が整って参りました。平成24年度は、大きな工事は行いません。
「子曰、性相近也。習相遠也。」と論語にあるように、今年は職員教育に力を入れたいと思っています。

東日本大震災から1年。復興はまだまだ程遠いですが、私たちは、支援を引き続き行って参ります。原発の再稼働問題がありますが、基本は、まず今、生きている私達の安全。そして、未来の子孫の安全。原発は、未完成の技術です。核廃棄物を処理できず、未来の子孫に押しつけるものです。電気が不足している証拠もないし、節電努力も国民任せでは、今後、南海、東南海の巨大地震が想定されており、この状況では、稼働はさせないという選択の方が国民の気持ちではないでしょうか。

長年、法人を支えてこられたM常務理事が定年を迎えられました。前甲寿園園長でもあり、「甲山事件、腰痛問題、多額の負債、混乱、終息、発展・・・」 法人50年の歴史の中にあってそのほとんどに関わってこられた事は大変苦労をされただろうし、素晴らしい事だと思います。

桜の開花。甲山に通勤する私にとって、この桜前線は、甲子園の桜を見て、夙川、太師道、北山貯水池と長い期間、桜を楽しめます。どうぞ、甲山の桜を見に来て下さい。そして、気楽に甲寿園を訪ねて下さい。

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2012-3/12|月|10:51

東日本大震災3.11~弥生の風、吹き~

昨日3月11日(日)は、休日であったので、東日本大震災が発生した2時46分、我が家で合掌し、黙とう。ビデオ映像を見ながら、阪神大震災での体験が重なり、そして、これから起きるであろう東海、東南海、南海の巨大地震と大津波のシュミレーションに重く暗く不安が心の中で広がりました。
1周年を迎え、あらためて東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り致します。
千年、二千年の巨大地震、大津波に私達は、どう立ち向かうのか。まずは、わが命、自分で守る。しかし、私は、西宮の南部地域、甲子園周辺は大津波の被害想定地域。出勤前であれば、1~2日間は、甲寿園へ行けない。昨年の3月11日以降、大津波対策を検討しているが、そろそろ、確定版を出さないと間に合わなくなります。

弥生3月。人との出会い、そして送別。2012年度に向けて忙しい日々です。本日、3月12日は、お水取りが行われます。余りの群衆の多さに、私は、3月1日から始まる「お松明」を見ながら、合掌してきました。天平勝宝4年(752)以来一度も途絶える事なく続けられ1261回目。東大寺二月堂修二会は、「十一面悔過ジュウイチメンケカ」「天下泰平」「五穀豊穣」万民快楽」を願う。この長い年月の間に、戦火が続き、大地震もあった。伝統というものは、素晴らしい。良い場所を取れず、私の拙い写真を掲載します。

東大寺二月堂修二会

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2012-2/16|木|10:50

優しい笑顔で、ていねいな介護を!

「朝日新聞3月13日夕刊」に掲載された老人ホーム職員 虐待容疑をパッと目に飛び込んできた。
これは、いったいどこの特養ホームなのかと、真剣に記事を読んだ。明日はバレンタインだというのに全国の良心的な特養ホーム、介護事業者は、腹立たしい思いをされているだろう。
「老人ホーム」と一括りにされ、「介護事業者の職員による虐待 相談急増」と全国紙に書かれ、新聞、TVで報道されることによって、市民、特養ホームに入居されているご本人、ご家族、市民の皆様がどんなに不安に思いを巡らせている事か・・・・・。高齢者介護で最も大切な事は、技術ではなく、「心」・・・戦後の日本を支えてきた高齢の皆様を尊敬し、どんな事があっても優しく接する事だと私は思います。このような虐待が急増している実態が確かにあるわけで、それだけ介護職員の生活が安定せず、荒んでしまっていることも事実、このような事件になったことを私たちは、どう考えるのか。「あってはならない」「とんでもない」ことだと糾弾するだけではなく、なぜ、このような虐待暴行が起こってしまったのか。介護を行っているものとして、わが事として考えることが大事な視点なのだろう。私は、甲寿園の職員に通達を発信しました。

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