社会福祉法人甲山福祉センター特別養護老人ホーム 甲寿園

2016-6/10|金|16:52

平成28年度あたり

職員が一丸となって

法人常務理事・園長  狭間 孝

 平成27年度は、介護報酬改定の年となりました。甲寿園では、マイナス改定による事業減収を職員が一丸となってより良い介護、丁寧な在宅支援を行うことで、利用者、入居者数を安定的に増加することができました。
事業計画の推進では、南館1階他改修工事を行いました。工事内容は、南館1階のデイサービスセンター専用の玄関の設置及びデイサービス居住環境の整備、デイサービス前の機械室を外部に移設し、わいわい広場(多目的室)とアクティブルームとして活用できるようになりました。また、医務室を23年ぶりに改修しました。わいわい広場は、近隣住民の皆様に活用をして頂くことができるようになりました。
 平成26年12月23日、天皇誕生日に際し、社会福祉事業奨励のため、事業運営が良好な民間社会福祉事業施設・団体(全国67施設・団体)に対し、天皇陛下より金員が下賜されます。
兵庫県において、甲寿園が「御下賜金」を賜りました。拝受理由として(1)開設以来、長期にわたり適切な運営が行われている。(2)施設を地域の福祉資源として開放し、地域自治会、幼稚園、保育園との積極的な交流を行っている。(3)大雨土砂災害時の避難所の指定を受けており、地域の安全・安心に寄与している。このことが拝受理由となります。御下賜金拝領という栄誉を賜ることは、職員一同、感謝と感激で心が満ち溢れました。
12月21日、あいあいホールにて天皇陛下御下賜金伝達式を兵庫県、国会議員、県議会、市会の多数の御来賓の前に執り行いました。甲寿園の入居者、利用者、職員に、「御下賜金拝受記念」として紅白饅頭を配らせて頂きました。
 平成27年下半期は、慌ただしく過ぎ、年の瀬の恒例となる新語・流行語では、外国人観光客の中でも中国からの訪日客の「爆買い」プロ野球で65年ぶりに二人そろっての「トリプルスリー」笑いの中からは「安心してください、穿いてますよ」アベノミクスでは「一億総活躍社会」東京オリンピックがらみの「エンブレム」などがありました。私の中ではラグビーワールドカップでの南アフリカ戦劇的勝利、正確なゴールキックの前に行うルーティンポーズ「五郎丸(ポーズ)」が一番でした。
日本レコード大賞は、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「Unfair World」2年連続での受賞となりました。私のように少し年配の世代にとって、時代の流れについていくのが大変で、レコード大賞がわかりにくい時代になったような気がしています。(これは、私だけかもしれません)
一年の世相を表す今年の漢字に「安」が選ばれ、清水寺・森清範貫主が揮毫しました。「安」倍政権の下、「安」全保障関連法案を採決し、戦後70年の節目を迎え、これからの国の平「安」を皆が考えた年でありました。世界各地で起きたテロ事件や異常気象などで人々を不「安」にさせたこともありました。
過去を表わす漢字ではなく、「来年はこうありたい」という未来志向の一字では、私は、「福」だと考えました。「福祉」が再び重要な政策、制度として国策となるように、「福祉」を学ぶこと、そして、介護を職業として若い世代から選んで頂けるように、現在の私たちが介護を行うことの魅力を発信することが大切なのだろうと思います。
介護現場の職員が生き生きと目を輝かせながら働くことができる環境を私たちは作り上げ、社会に発信する手段としてこのホームページが活用されればと願います。皆様に感謝!

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