社会福祉法人甲山福祉センター特別養護老人ホーム 甲寿園

2012-10/2|火|15:51

「平穏死」について、学ぶ。

 平成24年、100歳以上の高齢者が5万人を越えました。厚労省の調査では、男性6,534名、女性44,842名ということである。100歳以上の統計をみますと、昭和38(1963)年 153人、平成10(1998)年 1万人、平成15(2003)年、2万人、平成19(2007)年3万人、平成21(2009)年、4万人ということである。
 我が国の百歳(100歳)以上の高齢者は平均寿命の伸びにともなって大きく増加している。2010年には、足立区で都内最高齢の111歳とされていた高齢者がミイラ化した遺体で見つかった事件(7月)をきっかけに所在不明高齢者の問題が浮上したため、この年は敬老の日に向け毎年公表されているこのデータも例年になく注目された。「無縁社会」という日本の家族、社会構造の問題がクローズアップされました。特別養護老人ホーム 芦花ホーム医師である石飛幸三先生の『平穏死のすすめ』(講談社2010年出版)、『平穏死という選択』(幻冬舎ルネッサンス新書2012.9出版) “「命を延ばす」だけが正しい事ではない。「看取り」の医師が提唱する自然な最後の迎え方”という書籍を最近、読み、特別養護老人ホームの施設長として、ターミナルケアを推し進める立場の者として、非常にスッキリしました。少し、抜粋をします。新書の方からですが、

186頁・・・・・・食べさせないから死ぬのではない、死ぬのだから食べないのだ・・・・・・
ハリソン内科教科書『Harrisonn’s principles of internal medicine, 17th edition』の
PART1「Introduction to Clinical Medicine」には、
「 Understanding that patients stop eating because they are dying, not dying because they have
stopped eating,can reduce family and caregiveranxiety. 」 
(死を迎える人は、命を終えようとしているのだから食べないのだ。食べないから死ぬのではない。このことを理解することで、家族や介護する人は悩みを和らげられる)

 ターミナル期の入居者への看護・介護職員の関わり方は、食事について、本当に悩みが多い。石飛先生の最近出版された新書版は、ぜひ、関係者、ご家族の皆様に読んでほしいと思います。

「平穏死」という選択 石飛幸三著(幻冬舎新書)

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2012-9/24|月|15:50

社会福祉法人甲山福祉センター あいあいひろば (子育てひろば)10月12日スタート!

2012年8月1日、開設しました総合相談支援センターは、子育てから障害児・者、高齢者までの総合的に相談支援するセンターとしてスタートいたしました。「子育てひろば」につきましても、準備を重ね、いよいよ、10月12日(金)より、月2回の予定で、開催することとなりました。当法人事業の安井保育園と児童発達支援センター 西宮市立北山学園の職員が中心となって運営を行います。そして、みんな、夢を膨らませています。
  ”あいあいひろば”で、みんなで楽しく遊びましょう!!
  場  所   : 総合相談支援センター 多目的ホール
  開設日時  : 9時30分~12時 (お好きな時間にご参加下さい)
  持ち物    : お子様の着替えやお茶などの飲み物
  参加費     : 無  料

  駐車場は、ありません。
  駐輪場はありますのでご利用できます。バギー等を置く場所もございます。

  ※ 詳しい内容は、PDFをご覧ください。

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2012-9/12|水|15:49

平成24年度、敬老の日にあたり  ご長寿おめでとうございます。

 敬老の日にあたり、新たに百歳を迎えられましたご入居の皆様、ご家族の皆様、ご長寿を心よりお祝いを申し上げます。
 平成24年9月15日(土)、敬老の日をお祝いする“歓びの会”を甲寿園では、毎年、開催しています。
 今年、百寿を迎えられる皆様は、5名いらっしゃいます。明治45年、大正元年生まれの皆様でございます。そして、すでに百寿を迎えられた方々は、103歳の方2名、102歳の方1名、101歳の方3名、いらっしゃいまして、甲寿園では百歳以上のご長寿の方は10名、暮らしていただいています。
 ご長寿の皆様、そして、ご家族、関係者の皆様、本当におめでとうございます。
 明治45年、大正元年(1912年)にあった出来事では、1月28日、白瀬中佐が南極大陸に日章旗を掲げ、富山では、米騒動が起こり、海外では、4月14日、大型客船のタイタニック号が氷山に衝突、沈没しました。7月30日、日本の近代化を進めた明治天皇が崩御されました。当時の流行歌では、「茶摘」・・・♪夏も近づく八十八夜♪と歌い、“♪今は山中、今は浜・・・♪「村祭」「村の鍛冶屋」「春の小川」などが流行したと言う事でございます。この懐かしい唱歌は、昭和30年代、私が子供だった頃、学校で先生のオルガンに合わせて、歌いました。
“百花百草”・・・・皆様は、私のような若輩から見ますと大変な時代にご活躍されたのだと思います。
 9月13日、兵庫県阪神南県民局の方が来園し、ご長寿のお祝をさせていただきます。今年、お祝の5名の皆様、そして、百寿をすでに迎えられた5名の皆様がお揃いになると丁度“千年”となり、1世紀ですから、すごいなあ!素晴らしいなあ!皆様のご長寿を私ども甲寿園の職員が支援させて頂くことができるなんて、本当にありがたい事でもあると思います。

長寿お祝い 百歳以上の利用者様 10名
祝い善

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2012-9/7|金|15:47

南海トラフ 震災死32万人 最悪のM9.1想定 防災意識を高め、減災を!

節電の8月。使用電力の限界を知らせるデマンド警報音が事務室に鳴り響き、一斉に不必要な照明を消す作業を全館で行って来ました。節電努力の甲斐があったようで、関西では計画停電はなく、無事に8月が終わりました。原発稼働は必要無かったのではないか。そんな声がいたるところから聞こえてきます。私は、デンマークのように自然エネルギーへの転換を図るべきであり、日本のエネルギー政策は転換されるだろうと確信しています。
 さて、9月1日、防災の日・・・・「この日、何の日?」 最近では、“東日本大震災3.11” そして、“阪神大震災の1.17” 私達にとって忘れられない日。そして、この世でも、あの世でも、その世でも信じられないような災害が世紀を越えてやってきた日であると思います。
 1923年(大正12)9月1日、関東大震災は、M7.9の相模湾での地震災害ですが、その様子は、今、高齢になられた方や記録写真から当時の様子をうかがい知るのみ。しかし、東日本大震災は、現代に生きる私達に巨大地震と大津波のとてつもないエネルギー、その怖さを見せつけました。「てんでこ」・・・・てんでばらばら、自分のいのちは自分で守る。大津波からは、高い所へ逃げるしかない!という伝承への関心を改めて考え、意識を高めました。
 8月30日、各紙、TVで報道された南海トラフ大地震の被害想定は、最大級でM9.1で震災死32万人。世紀のを越えた巨大地震に私達は、どう立ち向かっていくのか。
 私達、西宮市内の特養ホームは、西宮市と防災協定を施設ごとに結び、震災に向い合い、市内の高齢者をいかに救済するのか。甲寿園も、福祉避難所としての準備を進めて参ります。職員には、防災教育を地道に行い、自分のいのち、家族のいのちを守り、地域に暮らす高齢者とともに「減災」。そして、いち早く甲山の甲寿園に到着して、福祉避難所の機能を発揮することが大事な事だと考えています。
 重苦しい震災予想に打ち勝って、日々の暮らしを楽しく、豊かに充実した生活ができるよう努力したいものです。
 神戸市神出町では、べりーA・ブドウが実り、先日、ブドウを堪能して参りました。きれいな色、甘い果汁。美味しかった。

神戸市神出町のブドウ園

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2012-8/30|木|15:46

楽しみながら、介護予防教室開催!

日時 : 平成24年8月24日(金)14時~15時半
 場所 : 総合相談支援センター 多目的ホール
 主催 : 西宮市高齢者あんしん窓口 甲山(地域包括支援センター)
 講師 : NPO法人 ウェルビーイング・アミーゴ 様

 社会福祉法人甲山福祉センター 総合相談支援センターは平成24年8月1日、開設しました。子どもから障害児・者高齢者まで、相談支援するセンターとして、これから、力強く、市民の近くで多様な要望に応えていきたいと思っています。西宮市高齢者あんしん窓口甲山は、甲寿園内に事務室を構えていましたが、新たに、石刎町のセンターへ移転。
甲寿園訪問介護事業所も同時にセンターへ移転。そして、新たに苦楽園居宅介護支援事業所を立ち上げ、甲寿園より、ケアマネジャーが移りました。市民の皆様が暮らす住居の近くに移転しましたので、身近に相談できるセンターとして喜んでいただいています。

 介護予防教室は、開設後、初めての取り組みでございます。参加者は、とても楽しかったようで、今後も、市民の皆様に向けた取り組みを総合相談支援センターの多目的ホールを使って行って参ります。私(狭間)は、甲寿園の延長ではありますが、総合相談支援センターの所長を兼務しています。総合相談支援センターのホームページにも介護予防教室の様子をアップしていますが、甲寿園ホームページにおいても、情報を発信させていただきます。

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