甲山を取り巻く桜が例年より早く満開を迎えました。自然は毎年の営みをどんな時でも重ねていきます。その桜のたおやかな強さを感じながら令和3年度を迎えました。
　昨年度は、コロナ禍の影響を受けその対応に追われた１年でした。今なお世界中を巻き込んでいる「新型コロナウィルス感染症」の脅威は年度が新たになっても無くなることはありません。甲寿園職員一同力を合わせて感染防止対策に取り組み、ご利用者の方々の安心な暮らしを支援していきたいと思っています。高齢者へのワクチン接種もまだ始まらない今、不安も確かにあります。けれども変わらず大切にしたいのは「ご利用者の笑顔・ご家族の笑顔・職員の笑顔」です。今年度も甲寿園に関わる多くの方の笑顔に支えていただきながら進んでまいります。
　 「この春には・・」この願いは叶いませんでしたが、希望を忘れず前を向いていきたいと思います。

甲寿園だより令和3年1.2.3月号

　平素は甲寿園の運営にご協力いただき、ありがとうございます。
　 1月12日付西宮市及び甲寿園のホームページでお知らせいたしましたように、1月1日、甲寿園ショートステイご利用者がコロナ陽性と確認されその後、特養ご利用者及び職員の感染も確認されました。1月1日以降甲寿園における感染者は短期入所ご利用者5名、北2特養ご利用者4名、職員4名となりました。陽性者の濃厚接触者として保健所より経過観察を求められていたご利用者、職員も経過観察期間を無事終了し2月1日現在、新たな新型コロナウィルス感染症が疑われる症状を呈するご入居者はおられません。西宮市保健所に意見を伺ったうえで、このほどの甲寿園における新型コロナウィルス感染症が収束したことをご報告いたします。関係者の皆様にご不安とご心配をおかけしましたこと心よりお詫び申し上げます。
　今後もよりいっそう感染防止対策に最善を尽くし、ご利用者一人一人の生活を大切にしてまいります。
　最後になりましたが、ご支援、ご協力いただきましたことに感謝申し上げます。

令和３年２月１日
社会福祉法人　甲山福祉センター
特別養護老人ホーム甲寿園
園長　中野　由理

　このたび、令和3年1月1日に甲寿園短期入所生活介護より、発生いたしました新型コロナウィルス感染症について西宮市のプレス発表に合わせて、お知らせいたします。皆様にご不安と、ご心配をおかけしておりますこと心よりお詫び申し上げます。 経緯は以下のとおりになっています。

経緯
（１） 1月1日（金）、ショートステイ利用者A氏が高熱のため救急搬送され、検査の結果、陽性が判明し入院となった。
・同日の夕刻、利用者B氏が高熱のため救急搬送され、自宅へ戻ることとなった。
※A氏・B氏とも12月30日（水）からショートステイ利用。
・入院および自宅への送迎に関わった職員2名（フェイスシールド、ガウン等着用）は直後から自宅待機。
・A氏の発熱時から、ショートステイおよびショートステイとの接点がある特別養護老人ホームの一部フロアを隔離エリアとして対応を開始。
（２） 1月3日（日）、ショートステイと接点のある特別養護老人ホーム入居者C氏が発熱および嘔吐。個室隔離の対応。PCR検査受検。
・12月31日までショートステイを利用していたE氏が自宅で発熱。PCR検査受検。
・自宅待機の職員2名はPCR検査を受検し陰性と判明。
（３） 1月4日（月）、利用者B氏が陽性と判明。
・特養ホーム入居者D氏が発熱。PCR検査受検。
・職員3名が発熱・鼻汁等の体調不良。PCR検査受検。
（４） 1月5日（火）、特養ホーム入居者C氏・D氏、自宅にて利用者E氏、1月4日に症状のあった職員1名が陽性と判明。
（５） 1月7日（木）、ショートステイ利用者F氏、特養ホーム入居者G氏が陽性と判明。（無症状）
・1月4日に症状のあった職員2名が陽性と判明。
（６） 1月9日（土）、特養ホーム入居者H氏が陽性と判明。（無症状）
（７） 陽性者と接触の可能性がある職員21名利用者10名入居者22名に対して順次検査を実施し、全員陰性と判明した。
（８） 1月12日現在、併設の他サービス事業、他フロアへの拡大は見られない。

今後もご利用者ご家族、全職員の安全を最優先に西宮市法人指導課及び西宮市保健所の指導の下、感染拡大防止に努めてまいります。
　　

社会福祉法人　甲山福祉センター
特別養護老人ホーム　甲寿園長　中野　由理

　昨年末には想像もしなかった1年が終わろうとしています。現在兵庫県は「感染拡大特別期」となっております。甲寿園でもそれに沿って面会及び外部からの訪問等を制限させていただいております。毎年、年末年始の面会を楽しみにしておられるご利用者・ご家族には申し訳ありませんが、ご理解ご協力よろしくお願いします。
　新しい暮らしの中での新しい年が、より良きものとなりますように！来年もよろしくお願いします。