大切にしていることは「出会い」です

平成29年4月に甲寿園の園長に就任いたしました。
振り返れば20年前、40歳を前に一段落した子育て親育ちの中でもう一度「学ぶ」という感覚を取り戻したくなりました。その後2年間の学生生活を味わい、介護福祉士の資格を取り、甲陽園に住んでいた私にとって馴染みのある甲山にある甲寿園に入職して17年がたちます。福祉の仕事に足を踏み入れたのはこのように早いほうではありませんでしたが、いろいろな場面で福祉に携わる経験豊かな先輩方の力を借りて歩んできました。
けれどもこの17年間「福祉とは」「介護とは」を考え仕事を続けてくることができたのは、利用者の方々とそのご家族との出会いだったと思います。多くの力をいただき、その中で「福祉」そして「介護」について学びを得ることとなりました。
これからも多くの方々との出会いを大切に「皆様とともに歩む甲寿園」をめざしていきたいと思います。

「甲寿園を包みこむ人と自然」

直接お年寄りと関わる介護の現場を経て、現在は甲寿園の事務所で運営、管理の仕事をしています。時々現場が恋しくて“もっとお年寄りと関わりたい！！”と思うこともありますが、甲寿園で働く職員がそれぞれの仕事に誇りを持ち続けながら、働きやすく、健康で永く勤められるような職場作りを目指して頑張っています！職員の心身の健康こそが、ご利用者様へのより良いケアに繋がっていくのだと信じています☆
誰に対しても笑顔で気持ち良く挨拶することや相手の気持ちを理解しようとする気持ちを大切にしながら、ユーモアも忘れずに楽しく仕事をする！をモットーとしています♪

なんと言っても職員が明るく、チームワークが抜群なところです☆

皆さんと一緒に体操や作品作りをして、楽しく過ごしています。皆さんが少しでも楽しく心地よく過ごせるように、活動後のリハビリ室では反省点や改善点を話し合っています。
もう少し大きい方が見やすいかも…、身体を起こしやすいように支えてみよう…、どんな活動だったら参加しやすいかな…、思わず動きたくなるように…、あの姿勢の方が…、緊張が緩みやすい…。話は絶えません。
皆さんの楽しそうな様子や集中している姿、姿勢を整えた後の心地よさそうな表情などが、私のエネルギーになっています。

リハビリ室から、きれいな甲山が見えます。