令和2年4⽉、甲寿園は
創⽴50周年をむかえます。
昭和45年4⽉初代園⻑吉富⻑輔⽒のもと、特別養護⽼⼈ホーム「甲寿園」は80床で開園し、その年の12⽉には20床の増床が⾏われ定員100名の施設となりました。⽇本万国博覧会で⽇本が沸き⽴っていた年、甲寿園開園に際し「⽼後の暮らしに光明を、特別養護⽼⼈ホーム近く甲⼭にオープン」の⾒出しで、神⼾新聞にも報道されました。平成7年に発⽣した阪神淡路⼤震災においては、ご利⽤者に被害はなかったものの敷地建物においては甚⼤な被害がありましたが、全国より応援の看護・介護の職員派遣や多数のボランティアの⽀援をいただき、⾼齢被災者の受け⼊れも⾏いました。その後増床および、改築⼯事を進めながら平成12年の介護保険制度導⼊を迎えました。⾼齢者福祉が「介護の社会化」の名のもとに⼤きな転換期を迎えたのです。特別養護⽼⼈ホームの存在が社会にとってより重要なものとなっていきました。
甲寿園は現在特別養護⽼⼈ホーム、短期⼊所⽣活介護、通所介護事業所、居宅介護⽀援事業所、4つの事業を⾏っています。この事業の基礎となるのが法⼈の「⼈が⼈として⼈ともに豊かに⽣きる」という理念です。この理念のもと、甲寿園での⾼齢者の⽣活を豊かに⽀え続ける事を⼼がけ、地域の皆様との絆も⼤切にしてまいりました。これからも甲⼭のこの地にあって地域の皆様に愛され、信頼される園となるよう歩みを進めてまいります。甲寿園開園以来13代の園⻑がつないだバトンを14代⽬園⻑として次につなげてまいります。