社会福祉法人 甲山福祉センター 特別養護老人ホーム 甲寿園 Kabutoyama Fukushi Center | Kojyuen

実践研究発表 Presentation

デイサービスでの個別の取り組みについて

サービス提供時間延長による新しい試み

[通所介護事業所 | 援助員 山澤 真二、坂井 純也]

<キーワード>

介護報酬改定

自立支援

個別サービスの選択

はじめに

甲寿園デイサービスは1日平均の利用者数は25名で利用者さんの介護度は平均で要介護1.3です。今年4月の介護報酬の改定によりサービス提供時間を3月までの9:40~16:20から9:00~16:30に変更しました。提供時間が長くなることで、スーパーバイズの講師よりアドバイスを受けながら私たちがまず考えたことは、利用者の方が甲寿園デイサービスを利用することで、在宅生活につながる援助をより充実させることでした。利用者さん自身の活動においても「自身でサービスを選択する」という基本に取組みました。

とりくみ内容と対象

業務を見直し毎週水曜日の午後から45分程度の担当職員を決めてレクリエーションを行うことにした。

①入浴時留意したのは、過剰介助にならないように利用者さん自身に職員見守り介助の中、洗髪、洗身、衣類の着脱を行っていただきそれを評価し自立につなげていく。

②午後からも入浴時間をゆっくり取り入浴できるようにする。

③作業療法士による少人数(5名程度)でのリハビリテーション、体操等を行う。

④喫茶室でお茶を飲みながら、利用者さん同士楽しく談笑される場を常に提供する。

⑤カラオケ、色塗り、創作活動、外出等ご自分でサービスを選択していただく。

⑥昼食時4~8名の各テーブルにお櫃、急須を置きご飯とお茶を利用者さんご自身で入れていただく。

結果

入浴時の洗髪や洗身に関してはほぼ全員の利用者さんが可能でした。衣類の着脱に関してもゆっくり時間をかけ、声掛けを行えばほぼ全員の利用者さんが見守りの中で、できました。改めて利用者さんの能力に驚かされると同時に私たちが時間を気にするあまり、利用者さんの出来ることの芽を摘んでいたという事を痛感しました。利用者さんからは「ちょっとしんどいけど自分の為やから」という言葉も聴かれました。また、午後浴においても午前中ぎりぎりに入浴するなら午後からゆっくりと入った方がいいという利用者さんもおられました。外出やカラオケ等好きなことを常に自ら選択していただくことにより、利用者さんも時間が長くなったことを感じないと言われています。お櫃もまだ「どっちでもいい」と言われる利用者さんもおられますが副食、小鉢等もご自分でこだわって取り分けていただけるようにして行きたいと思っています

考察とまとめ

利用者さんが少しでも長く自宅で生活できるよう私たちはこれからも援助しなければなりません。
出来ることはゆっくり時間をかけてご自分のペースで少しでもやっていただく事そして「サービスを自ら選択」することによって主体的に動いていただく事。このキーワードの元、選べる内容のサービスをより充実させることによって、甲寿園デイサービスにおける望まれる援助の提供がかなうと思われます。その為にこれからも工夫を重ねていきたいと思っています。

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